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紙ひこうき

以前、4歳の男の子と2歳の女の子と一緒に遊んでいた時の事です。

男の子が飛ばした紙ひこうきが、高い木の枝に挟まってしまいました。

その紙ひこうきをとりたくて、木を揺らしました。

でも4歳の音の子の力では大きく揺れず紙ひこうきははさまったまま。

そこで辺りを見回し、長い棒を見つけると、その棒を持って来ようとしました。

でも一人では長すぎて持てず、そこで妹を呼びました。

妹と二人で棒をもち、紙ひこうきを突っつこうとしましたが、二人の背丈では届きませんでした。

すると、今度は椅子を持って来てその上に乗って、棒で突っつこうとしました。

でもバランスが取れずやはりとれません。

次は二人で周りになるものを紙ひこうきにぶつけてみようとしました。

でも当たるどころか、その高さまで届きもしません。

気を揺らす、棒で突っつく、椅子にのる。物を投げる。

何やっても紙ひこうきは気の枝にはさまったままま。取れません。

さすがにあきらめるかと思いきや、今度は男の子が妹を抱っこして紙ひこうきに手が届くか試してみました。でも4歳と2歳。。。届きません。

遂にアイデアに尽きた二人がしたこと。

それはまた最初にやった木を揺らすでした。

すると!!!!なんと紙ひこうきが落ちました。

その時の嬉しさと言ったら、もうお祭りが一気に来た感動!

「わーい!!!」と言って兄妹はハグして喜びました。

そしてとれた紙ひこうきを大切になでていました。

そして、もしこの光景を見ていたら、皆さんはどの場面でどんな言葉をかけましたか?

「あぶないわよ」

「はいはい。とってあげる。」

「君たちでは無理よ。」

はい。これは昔の私がよく言っていた言葉です。

でも、この時の私はこんな言葉を連呼していました。

「お!もう少し!」

「次はどうしようか?」

「すご~い!」

さすがにいすにのって棒で突っついた時ははらはらしましたけどね。

では、どちらの私が笑顔だったか。どちらの子どもたちが笑っていたか?

どちらの言葉が言っていて気持ちよかったか。

そしてどちらの言葉かけが子どもたちの成長に繋がるのか?

でも、前者も後者も必要な言葉かけだけど。。。。

その前になぜ、私の言葉かけが変わったか?

また、なぜ、どうして紙ひこうきがとれたのか?

そんなことを皆さんに伝えたくて、皆さんと話してみたくて


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