子供たちを見習う
子供たちと一緒に過ごす中で、教員として、大人として 教えられたり、はっと気づかされることがよくあります。
レッスンでみんなの前に出て発表したり、お話しするのが恥ずかしいという子供もいます。そんな時はこのマイク。
マイクを持つだけでなぜか大きな声が出たり、自信の笑顔がでます。
たった1本のトイレットペーパーの芯で作ったマイクは、声を大きくする魔法のマイクなのです。
あるものを手にしただけで、一瞬に心が強くなれる切り替えの精神力。
いつもほしいなあと思います。
あるテーマ学習ではこれまた、トイレットペーパーの芯で作った双眼鏡が大活躍。完成した双眼鏡を持って外に出かけ、上を見上げると「わあー空が大きい!鳥が見えた!」
周りを見渡しお友達を見つけると「OOちゃんがいた!」 もちろん、当たり前の光景なのですが、子供たちにとってトイレットペーパーの芯の双眼鏡を通して見つけるものはどれも大発見なのです。
物事をそのままの姿だけで見るのではなく、想像力を使うと大きな感動になる。物の見方次第で幸せな気持ちになれる子供たちの感性は人生を楽しませるコツかもしれません。
スクールホリデー教室(SHC)では初対面同士の子供たちも多く参加するため、友達関係がきちんと確立されるか保護者も教員も「大丈夫かしら。。。。」と言いながら始まります。でも始まってみると 小学生が幼児にさらっと声をかけたり、ここぞ!というところで助け合ったりするものです。
大人だと気を使いすぎて辺にぎくしゃくしてしまうものですが、子供たちは初対面でもコミュニケーションのよいタイミングをよく知っています。言い換えると、大人になるにつれて他人との境界線をひいてしまっているからでしょうか?
正しい日本語敬語、英語に苦戦する私にとって、そんな子供たちのようなコミュニケーション能力が羨ましくなります。そして、言葉よりも純粋なおもいやりが足りないかもと反省します。
私達大人は、子供たちの体や年齢が自分よりも小さいからとつい「教える」ポジションに立ちがちですが、実は子供たちを見習うことが多々あるのです。