確かにその通り~漢字の学び方~
- sakurailc
- 2019年5月30日
- 読了時間: 3分
日本語学習に漢字学習は欠かせないものです。
学ぶ漢字数が増えれば増えるほど、「だんだんきつくなってきた。」というお声が届きます。その気持ちが出てくると
「漢字は難しい」という理由を
「漢字を見たり、読む機会がないから」と状況にあてはめます。
①確かにその通り。
でももし、こう考えたら。
「それほど覚えるのが大変な漢字が書け、読めたら、どんなに視野が広がるだろう。」
「難しい漢字にチャレンジしてるってすごいよね!」
「書ける漢字はゼロじゃないし。」
②確かにその通り。
と、ここでOKを出していると、またキラーが現れます。
「それはただのなくさめ。」
「楽天的すぎる。」
「そんな事言っていたら覚えない。」
➂確かにその通り。
ここまでで、皆さんだったらどの”確かにその通り”を選びますか?
必ずしも②を選ばなくてもいいです。①や➂も事実ですから。
ただ、ひとつだけ、
⓶のおとな、①➂のおとな、
どちらのおとなと一緒にいる子どもは漢字を覚えるのが楽しいでしょうか。
答えは。。。。それぞれでお試しください。(なんて無責任な)
でも、私が皆さんのお気持ちまでコントロールできないので
ここは皆さんにお任せするしかないのです。
でも、さすがにここまでひっぱておいて、「それはないでしょ!」なので
②の”確かにその通り”に同感して、「じゃあどうやったら漢字を覚えられるのだろう。」と思った方に、こちらをおすすめします。
なぜ、②の方限定にかと言うと、②の気持ちによって続くからです。
☝回数より頻度を増やす。
例えばある漢字を20回練習するとします。
1回で20回書くよりも、5回ずつ4回に分けて書く方が覚えやすいです。
これが頻度を増やすことになります。
☝音を耳で覚える
子どもが知っている言葉だから書けます。
だから「水」という言葉を知っていたら、「み・ず」と言いながら書くと言葉と漢字が繋がります。
☝漢字の意味を知る
どんな言語でも意味がわかるから書けるのです。
辞書で調べたり、片で意味を理解します。
または子どもの想像力を生かし、形として意味を知る事もできます。
以前「冬」という漢字を書いた時、「マフラーみたいだから冬なんだね」と気づいた子どもがいました。「すごいな!」と思いました。
じーっと漢字を見つめていると、子どもたちが漢字の意味を教えてくれる時があります。
ここまで読んで、
「だんだん漢字を子どもたちと学ぶのが楽しみになってきた」という方、応援します!レッスン教室でお会いしましょう。
そして、またまたここで、
「そうは言っても時間がね」とまたまたキラーが現れた方、
確かにその通り。
そこで私にはいつもこの言葉が流れます。
「ヘレンケラーも、ナイチンゲールも、マザーテレサも、みんな1日24時間、時間は平等だった。」
確かにその通り。
結局はどの「確かにその通り」を選んでいるかで、漢字の学習にも影響するのだと言うことですね。

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