top of page

はじめに

はじめまして。さくら国際学習教室(SILC)の松浦えり子です。

 

 私が初めてオーストラリアに来た理由は「英語が話せるようになってバイリンガルになりたい」でした。

そのために留学し英語を学びました。英語が理解できると世界中に友達ができ、次は手話を学べばもっと友達の輪が広がると思いAUSLAN(オーストラリアの手話)を習いました。主人の仕事の為イタリア在住中はイタリア語も勉強しました。

語学のおかげでパラリンピックスポーツに携わる経験をし、一生の財産になりました。

しかし「語学だけでは本当のバイリンガルとは言えない」と思うことも多々ありました。

 

 それぞれの国にはそれぞれの文化と風習があり、時には自分の常識が通用しないこともあります。

そんな時どれだけ人を理解し、協力する方法を考え、時には主張するか。

それを自分で考え、適切なコミュニケーションができてこそ、本物のバイリンガルだと痛感しました。

 

つまり、言語はバイリンガルのひとつの手段だったのです。

 私はご縁で、バイリンガル教育を受ける子どもたちに出会う度に「未来で活躍するバイリンガルになってほしい」と思います。それは世界舞台に立つバリバリの国際人?それもいいでしょう。

 

でもその前にもっと伝えたい事があります。

 

お隣さんに言葉も文化も違う人が引っ越してきたら「こんにちは」と笑顔で声をかける。

病院やお店で手が必要な人を見かけたら「お手伝いしましょうか」とやさしく聞く。

そういうバイリンガルです。これは言語ができるだけではできないことなのです。

 同時に他国を知る事で自分の育った日本の豊かさ、美しさもよくわかりました。自分が日本人である事を誇りに思い、日本を忘れることはありません。

 子どもたちはいつでも、どこでも、外で走り、汚し、ふざけるのが大好きで「ああしたい、こうしたい」と夢をもっています。どんな時代も子どもたちは変わらないのです。

 でも時代は確実に変化し、いずれ仕事もほとんどAI化すると言われています。医療技術や医薬品の進歩により、人間がどんどん長生きになる。

そんな未来にに求められるのは知識や語学だけでなく、自律して考え、夢をもって行動できる人材です。

 

 幸いアデレードに住みながら日本に関わりをもつ子どもたちは日本語のツールを使う機会に恵まれています。

家庭で日本語会話ができる、日本を訪れるチャンスがある、日本の教育を体験できる可能性があります。

私も日本語が自分の言葉で日本食が大好きです。

その状況をみているだけではもったいない、だったらその状況を生かせばいいと、さくら国際学習教室(SILC)を始めました。

土と枝(社会)に支えられ、

小さな芽(子ども)が開花(成長)し、

世界の人を笑顔にする(幸せ)さくら(バイリンガル)が咲く。(自律)

もし皆さんも大切なお子様をバイリンガルに育てたいとお考えでしたら太陽と水(笑顔と愛情)になってみませんか。

いつの日かお会いできる日を楽しみにしております。

 

さくら国際学習教室(SILC)

代表 松浦えり子

 

日本で幼稚園教諭、保育士、幼教保育士養成講師、日本語講師の経験を積む。

 

アデレードで、

コミュニティサービス、カウンセリングスキル、オーストラリア手話、女性のリーダーシップのコースで学びながら、

様々な団体でワーキングエクスペリエンスを積む。

シドニーパラリンピックをきっかけに車椅子バスケットボール日本代表通訳スタッフとしても活動。

 

アデレードでの幼児、児童の日本語指導、家庭保育、の経験から子ども達の国際感覚育成の重要性を感じ、

日本語と国際人材教育を組み合わせたさくら国際学習教室(Sakura International Learning Class )を開設。

童謡、わらべうた、伝承遊び、日本の生活習慣を通しての日本語学習と

幅広い知識と探求心を育て自律をねらいとしたテーマ学習を

両立させた独自カリキュラムで学習活動を行う。

​また、生徒だけでなくその周りの大人達(保護者 教員 地域の方々)が幸せであることがバイリンガル教育に大きく影響すると気づき、ひふみコーチFor Schoolをレッスンに取り入れ、ひふみコーチングプロ養成講座で学ぶ。

クラス活動の他、おとな向け講座を行い、世界各国の保護者、教員、親子イベントを応援中。

 

好きなこと:食べる。飲む。笑う。

人生目標:80歳現役教員。

S__20127767.jpg
bottom of page